プレーンタイプの布ナプキンの作り方 全4パターン!

布ナプキンの作り方
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布ナプキンに慣れている人が、「一番使いやすい」と口にすることが多いプレーンタイプの布ナプキン。

布ナプ歴10年以上の私も、一体型から入ったものの、今はプレーン×ホルダーに落ち着いています。

ずっと「プレーン=ネル生地」と思いこんでいましたが、このサイトを作っていく中で試した、古着やガーゼなどのプレーンがおもいのほか心地よく、生理の中盤が快適になりました。

今回はそんなプレーンタイプについての使い方や作り方の記事になります。

ネル生地が向いているものや古着やガーゼの方が作りやすいものなど、素材によってもマッチする形が変わってくるので、作り方のコーナーには、プレーンの種類ごとにおすすめの素材も載せていきます。作りはじめる前の生地選びの参考にもご利用いただけたら嬉しいです。

すぐに作り始めたい方は、目次から、それぞれのプレーンの作り方コーナーへお進みくださいね。

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プレーンタイプの布ナプキンの種類

プレーンタイプの布ナプキンの種類

大きく分けて、土台の布の上にあて布を重ねて縫っているタイプと、見た目がハンカチのような[ハンカチタイプ]の2種類になります。

土台の上にあて布を重ねているものは、土台に縫いつけているものもありますが、あて布の両端のみを縫いつけて、真ん中は開いている[わのなぷタイプ]が主流のようです。

2種類のプレーンタイプの布ナプキン

当サイトで作ることができる4パターンとは

基本の2種類のプレーンタイプそれぞれにアレンジバージョンを1種類加えた合計4パターンになります。

わのなぷ型2パターン

基本のわのなぷ

土台、あて布、それぞれ1枚ずつのネル生地を、ブランケットステッチで縫って作る、基本のわのなぷです。

4重わのなぷ

土台とあて布を2枚ずつ使って4重にした[わのなぷ]です。

2種類のわのなぷ型の布ナプキン

わのなぷタイプの布ナプキンの作り方|サイズ表つき
プレーンタイプの布ナプキンの作り方記事です。ネル生地をブランケットステッチで縁取りする基本の作り方をご紹介しています。当サイトの23㎝~40㎝のホルダーに合わせたサイズの一覧表や4種類のカーブを選べる型紙のダウンロードも。
4重で吸収力アップ[4重わのなぷ型]布ナプキンの作り方
[わのなぷタイプ]のプレーン布ナプキンを土台2重、あて布2重の計4重にして作る方法をご紹介します。吸収力は倍になる上に、[わのなぷ]なので、ちゃんと洗えてるかどうかも全面確認できる仕様です。ミシンを使うので、手縫いでブランケットステッチよりも、手早く作れるのも魅力です。

ハンカチ型2パターン

基本のハンカチ型

表裏1枚ずつで作る2枚仕立てのハンカチのような形。

吸収体入りハンカチ型

基本のハンカチの中に吸収体を1枚入れて3枚仕立てにしたハンカチ型。

2種類のハンカチ型の布ナプキン

仕上がったものは同じハンカチに見えます

https://nunonapu10.com/how-to-make-a-handkerchief-type-cloth-napkin/
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使いやすいプレーンタイプを作るためのヒント

オーガニック系の生地はひと手間かけると使いやすくなる

オーガニックや無漂白系の生地は、素材本来の油分があり、そのままだと吸い込みが悪いことが多いです。

そのため、作り始める前にひと手間加えることで、快適に使えるようになります。

「オーガニックや無漂白の生地を使いたいな」と考えておられる方は、一度、以下の記事もご覧くださいね。

色分けしておくと見分けやすい!

ネル生地で作る場合は、生地の色は同じになりがちですし、古着などから作る場合はどうしても色柄がバラバラになりますよね。

古着などで作ったものを覚えておける場合は必要ないかもしれませんが、たくさんの布ナプキンができてくると、これは何㎝だったかな??と思うことも増えがちです。

スムーズに交換ができるように、ブランケットステッチで作る場合も、ミシンで作る場合も、大きさによって縁取りの糸の色を決めておくと、使う時にサッと好みの大きさのものを選ぶことができます。

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一番基本のネル生地で作る手縫いでチクチク[わのなぷ型]プレーンタイプの布ナプキンの作り方

市販品でもよくみかけるタイプのプレーンタイプです。

全部の面の汚れが見えるので洗濯しやすく、乾きやすいです。

市販のものはあて布1枚、土台1枚の2枚仕立てが多いですが、「私は量が多いな」と思われる方や長時間交換できない方は、あて布2枚を2枚にして作ると、安心です。

[わのなぷ型]プレーンタイプの形

1枚のネル生地(土台)に、少し小さめのネル生地(あて布)を両端のみ縫いつけて、真ん中をトンネル状にした布ナプキンです。

[わのなぷ型]プレーンタイプのおすすめ素材

基本のわのなぷは市販のものも、手作りの方法などで紹介されているものも、ネル生地がほとんどです。

メーカーによって違うネル生地

おすすめ
オーガニックなどにこだわらないのであれば、但馬屋さんのネル生地がしっかりしていて一番おススメです。

オーガニック系よりもやわらかさは落ちますが、オーガニック系に比べると吸収するスピードが速いので、あて布を2枚にして使っていたこともあってか、モレやヨレなどのトラブルはあまり感じたことがありません。

ひと手間必要
ジュランジェさんや和みの風さんの無漂白やオーガニック系は、やわらかく肌触りはよいのですが、日中に土台1枚、あて布1枚のプレーンだと、動いている時に中央に寄ってきてホルダーが汚れてしまったり、吸収スピードのゆっくりさゆえに、中はきれいなのに経血が横へ流れていってホルダーごと交換するということが多いです。

そのため、オーガニック系のネル生地を使う場合は、ほかの素材と合わせたり、煮洗いして吸収力を高めるなどのひと手間をかけると、より快適に使えます。

ジュランジェさんや和みの風さんでは、普通のネル生地よりも、ジュランジェさんのプレミアムネル和みの風さんのオーガニックフランネルレミアムなど、同じお店の中でも価格が高い生地の方が、吸収力が高いように感じました。

すぃーとこっとんさんの無漂白ネル生地も、無漂白の中では吸収力がよかったです。

詳しくは、いろいろなネル生地を使って過ごした生理の記録をご覧ください。どこのメーカーのどのネル生地がどれくらいの時間持ったのか、などの記録を公開しています。

[わのなぷ型]プレーンタイプの布ナプキンの作り方ページへ

土台の生地とあて布をカットし、あて布の上下をブランケットステッチで縫います。

土台の中心に当て布を当てて、グルっと一周ブランケットステッチすれば完成です。

詳しくは基本のわのなぷの作り方をご覧ください↓

モレ対策や薄手生地をちょっとしっかりさせたいときに[わのなぷ4重型]プレーンタイプの布ナプキンの作り方

わのなぷタイプを土台2枚、あて布2枚でつくるわのなぷ4重型は、オーガニック系をより使いやすくしたり、薄手の生地で作るのに向いています。

ミシンで作れるので、慣れている方はブランケットステッチよりも早く作れるかもしれません。

[わのなぷ4重型]プレーンタイプの形

形は[基本のわのなぷ型]と同じですが、あて布と土台が2枚ずつになっています。

[わのなぷ4重型]プレーンタイプにおすすめの素材

オーガニックや無漂白系ネルの吸収力を高めたい場合

外側にリネンやワッフルなどの吸収が早い生地を使い、内側にネル生地を持ってくると、横漏れすることなく、でも、ネル生地がゆっくりと吸い込んでくれるので、長時間でも安心のプレーンタイプが作れます。

ただ、厚みがそこそこ出てしまうので、ごわごわするのが苦手な方は、ほかの方法を試した方がよいかもしれません。

古着などをアップサイクルしたい場合

Tシャツやマスクを作って余ったガーゼなども、4重にすることで生理のピーク後に使うことができる布ナプキンが作れます。

タオルなど、厚めの生地は分厚すぎになってしまうので、次にご紹介するハンカチタイプを作った方が、使いやすいものができると思います。

ネル生地よりも薄手にできるので、洗濯も簡単で付け心地も軽くなるので、いろいろな素材を試してお気に入りを探してみるのも楽しいですね。

薄手の生地で中盤も気持ちよく

ガーゼ4枚で作った4重わのなぷは、私の4日目の定番です。

ネル生地のプレーンだと、装備が強すぎるけど、Tシャツなどの使い捨てでは頼りない4日目に、厚みはあるけど生地はフワッとしてておすすめです。

[わのなぷ4重型]プレーンタイプの布ナプキンの作り方

布の端が表に出ない作り方

土台とあて布をそれぞれ2枚用意します。

4重わのなぷ布ナプキンを作るために裁断したガーゼ

今回はガーゼ生地を使いました。

中表にしたあて布の上下を縫って表に返し、土台の布の中央に置きます。

その上にもう一枚の土台を表を下にして重ね、返し口を残して縫い、ひっくり返して周りを縫えば完成です。

切りっぱなしの布を重ねて作る方法

あて布2枚の上下をジグザグミシンやブランケットステッチで縫います。

土台の布の内側に来る方の中央に当て布を当てて両端を仮止めします。

土台の布の外側の上に先ほどの土台を重ねて周囲を一周縫います。

どちらの作り方も、しっかりめの4重わのなぷの作り方をご覧ください↓

アップサイクルにも!ミシンでサクサク[ハンカチ型]プレーンタイプの布ナプキンの作り方

パッと見はハンカチで、干していても違和感のないハンカチタイプのプレーン布ナプキン。

表裏各一枚の基本のハンカチタイプと、間に吸収体を入れた吸収体入りハンカチタイプがあります。

吸収体は内側に縫いこまれるので、1枚程度の方が、衛生的にも厚み的にもベストかな、と思います。

[ハンカチ型]プレーンタイプの布ナプキンの形

見た目は正方形ではないですが、作りはハンカチと同じです。

吸収体も中に入っているので、見た目は基本型も吸収体入りも同じになります。

[ハンカチ型]プレーンタイプの布ナプキンにおすすめの素材

  • タオル×Tシャツなどの厚手×薄手の組み合わせで多い日用
  • Tシャツ3枚で吸収体入りで、多い日の補助のロール状や生理の後半。
  • 薄手2枚で生理の終わりかけ

など、古着のリメイクなどに使いやすい形です。

市販ではミュッターさんのプレーンは表裏の生地を自分で選べ、吸収体も薄手のネルか厚手のパイルを選べるため、生地選びや組み合わせの参考になりますね。

私もオーガニックコットンネルオーガニックコットン接結ドット、中にパイル生地を入れて自分でも作ってみましたが、いい感じの使い心地です。

ハンカチタイプを吸収体の端処理をしなくてよい分、間にタオルを入れたり外側に使ったりしても4重わのなぷよりも厚みが抑えられるのがいいところですね。

[ハンカチ型]プレーンタイプの布ナプキンの作り方

生地を中表に合わせて、返し口を残して周りを縫います。

表に返して、一周グルっと縫えば完成です。

詳しくは、ハンカチタイプの布ナプキンの作り方をご覧ください↓

下の写真は、和みの風さんのネル生地とミュッターさんニット生地で、多い日補助のロール状や3日目ごろに使うイメージです。

ハンカチ型布ナプキンを作るための2枚の生地

和みの風さんのネル生地とミュッターさんのニット生地

3枚ですが小さめの下の写真は、ジュランジェさんのねこ足ニットにダブルガーゼ、吸収体もダブルガーゼで、4~5日目の軽装備イメージです。

3枚の生地

ジュランジェさんの猫足ニットとガーゼ

まとめ

さまざまなタイプがあるプレーンタイプの布ナプキン。

重ねたりほかの布ナプキンと組み合わせることで吸収力を増やしたり、1枚で少ない日に使ったりと使える場面の幅が広いことが1番のメリットですね。

洗濯がしやすく乾きやすいところも衛生的で安心です。

自分で作る場合も、カーブが少なく簡単ですし、特別なネル生地でも、家にある古着でも作ることができるので多い日用から少ない日用まで、好きな素材でお手軽に、手縫いでも簡単なので、みなさまのお気に入りが作れると嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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