プラスナップがうまくはまらない時の対処法

手作り布ナプキンの材料
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簡単で便利そうだけどレビューなどを見ていると、うまくいかない話なども出てきて、「ちゃんと使えるのかな?」とちょっと心配になるプラスナップ。

それでも、縫う手間が省けて、プロっぽい仕上がりになるので、なくてもなんとかなるけど、あると嬉しいアイテムですよね。

私自身も、初めて布ナプキンを作るときに、「布ナプキン以外で使う機会があるんだろうか・・・」と思いつつ、清原(サンコッコー)さんのハンディプレスを購入してもう12年。

「ボタンがついていたらいいな」と思うエコバッグにちょっとつけたり、子どもが生まれてからは、スタイ作りなど大活躍で、買ってよかったもののひとつです。

初めのころはつける向きを間違えたり、同じものを両方につけてしまってハマらない・・・など、うっかり失敗をすることもありましたが、慣れてくるとサクサク作業ができていました。

それがこの頃、握力が弱くなったのか、ハンディプレスの寿命が近くなってきたのか、カシメてもカシメても、うまくハマらないことが増えてきました。

そこで今回は、ハンディプラスナップで取り付けたプラスナップがうまくはまらないときに試して、うまくいった方法をお伝えしたいと思います。

プラスナップの取り付け方はこちらです↓

この記事でわかること

① 取り付けたプラスナップがハマらない時に試してみること
➁ ①の方法でハマらなかった場合のプラスナップの外し方
③ ②でプラスナップを外したあとに、改善を加えて取り付ける方法
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取り付けたプラスナップがしっかりハマらないとき

何度カシメてもうまくハマらないプラスナップ。

これまで、そういうときは、だいたい生地が薄いことが多く、一度プラスナップを外して、スナップパッキン代わりの布をはさんでやりなおしていました。

でも、プラスナップを外すのって、けっこう手間ですよね。

そこでもっと楽に解決できる方法はないかな・・・と調べてみたら、My mamaさんのYouTubeにありました!

ここでは、その方法をご紹介します。

使用したハンディプラスナップとプラスナップ

今回は、清原(サンコッコー)のハンディプレス純正品のプラスナップを使っています。

清原(サンコッコー)のハンディプレスとプラスナップ

12年使っているハンディプレス

この方法を試すときの注意点

この方法は、ハンディプレスそのものの器具を外します。

サンコッコー以外のハンディプレスでできるかどうかは確認できていません。

そのため、作りが同じなら試しても大丈夫だとは思いますが、ほかのハンディプレスで試す場合は、自己責任でお願いします。

ハンディプレスそのものの作りが違う場合は、のちほど紹介するプラスナップを外してやり直す方法をお試しくださいね。

ハンディプレスの部品を外します

まず、ハンディプレスのクッションをはずします。

ハンディプレスの上部に透明のゴムがついています。

ハンディプレスの上部についているクッション

引っ張ると取れるので、はずします。

ハンディプレスとはずしたクッション

クッションをはずしたハンディプレスで、いつもと同じようにカシメます。

クッションありでは、手が痛くなるほどカシメてもハマらなかったプラスナップが、クッションなしでグイグイかしめてみると・・・

パチンとハマりました!!

きちんとハマったプラスナップ

ここのところ、いくつもプラスナップを外していたので、やりなおすことなく、こんなに簡単に取り付けられるなんて!!

本当にMy mamaさんに感謝です!!

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今回紹介した方法は、My mamaさんのYouTubeで見つけました。

サンコッコーのハンディプレスでうまくいかない時の方法は、2分目ごろから始まります。

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プラスナップの外し方

クッションをはずす方法でもうまくいかない時や、ほかのハンディプレスをお使いの場合は、プラスナップをはずして、取り付けなおすことになります。

それでは、プラスナップをはずしていきましょう。

使う道具

  • ニッパー(ダイソーなら200円のものがおすすめ)
  • 細めのマイナスドライバー

まずはニッパーの紹介です。

写真はダイソーで購入した2種類のニッパーです。

左は100円で、右は200円商品。

外し方の説明では左のニッパーを使っています。

その後、200円のニッパーを使ったのですが、200円の方が外しやすかったので、ダイソーで購入する場合は200円のニッパーをおすすめします。

少しのことなのですが、下の写真のように、200円の方が少しだけ細くなっており、奥のほうまで入れやすいので、やりやすかったです。

2種類のニッパーの刃先をアップにしている。

100円のニッパーを下に、200円のニッパーを上にして重ねています。

次に、マイナスドライバーです。

うちのドライバーセットの中では、2本のマイナスドライバーが使えそうでしたが、右側の細いドライバーが使いやすかったです。

プラスナップを外していきます

どちらから先にはずしてもいいですが、もしほかに、同じサイズで成功しているプラスナップがあれば、試しに失敗したゲンコとバネ、両方を成功しているほうにはめてみてください。

ゲンコとバネ両方ともハマらなければ、両方を交換。

片方はうまくはまるけど、片方はハマらないときは、まず、はまらない方のみを交換してみてください。

そこでうまくはまれば、やり直すのは1つですむので、試せる環境であれば、試してみてくださいね。

ゲンコをはずします

プラスナップの凸側は、ゲンコといいます。

はずすときは、写真右側のように重なっているので、ゲンコの出っ張っているところをニッパーで切り取ります。

ニッパーを横にしてパチンとすると、簡単に切り取れます。

という外し方も見かけたのですが、100均だから?か、私にはできなかったので、ニッパーを縦に差し込んで、コツコツ切り取っていきました。

次に、マイナスドライバーを差し込みます。

できるだけ生地を傷めないように、プラスナップをグイグイ持ち上げるようにしていくと、ポロっとはずれます。

何回かやってみてはずれない時は、真ん中のヘッド部分もニッパーで少し切り取ると、外れました。

布があると、下のような感じで取りはずします。

けっこう飛んでいくときもあるので、ご自分の目や、周りの人に当たらないようにご注意ください。

バネのはずしかた

続いて、バネの外し方です。

バネはプラスナップの凹の方で、こちらは、差し込んでいるヘッドの部分をニッパーで切り取ります。

この、穴に差し込んで切り取るときが、細いほうがやりやすかったので、200円のニッパーがおすすめです。

だいたい切り取れたら、ゲンコと同じようにマイナスドライバーではずします。

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取り付け間違いのやり直し

ゲンコをつけるところにバネをつけてしまった時や、表裏が逆だったという場合などは、一度はずして、新しく付け替えればOKです。

ただ、うまくハマらなくてはずした場合は、失敗した時と同じ方法で取り付けても、うまくいかない可能性も高いですよね。

そのため、いくつかの改善方法をお伝えします。

まずは厚みをチェックしてみましょう

プラスナップは取り付けられる生地の厚みに幅があります。

手で取り付けるタイプと、器具で取り付けられるプラスナップの対応厚みの例は、それぞれ下のようになっています。

手で取り付けるタイプのMY mamaさん、らくちんプラスナップ
圧縮して0.8㎜~1.6㎜まで使えて、×薄地△普通地●厚地×特厚地となっています。
器具で取り付けるサンコッコーさんのプラスナップ
9ミリ:圧縮して約0.8ミリまで
13ミリ:圧縮して約1.5ミリまで

生地が厚い場合

布ナプキンを作るとき、基本のひし形ライナーでは、羽部分に肌面、吸収体、下着側の生地の3枚を使います。

このとき、吸収体に普通のタオルを使うと、縫い代と本体部分の布が重なり、厚みが出すぎてしまいます。

そのまま取り付けると、うまくはまっているようなプラスナップでも、使っている間にポロっとはずれてしまうことがあります。

このように、生地の厚みがありすぎると、プラスナップはうまく取り付けられません。

布ナプキンの場合は、縫い代を5㎜ほどカットして、ボタンに縫い代がかからないようにすると、うまく取り付けられます。

布ナプキンのように、縫い代のカットで厚みを減らせる方法がとれない場合は、手縫いのスナップに変えることが対策になります。

ただ、サンコッコーさんのプラスナップは、9㎜よりも13㎜の方がより厚い生地に対応できるので、9㎜のプラスナップを使っていた場合は、13㎜のプラスナップに変えることで、対応できることもあります。

生地が薄い場合に試せる3つのこと

薄手の生地で試せる方法は3つあります。

  1. ハンディプレスではヘッドを短くしてみる
  2. 手で付けるタイプやプレス機では、生地の厚みを足す。
  3. 清原(サンコッコー)さんの13㎜を使っていた場合は、9㎜に変えてみる。

清原(サンコッコー)のハンディプレスは、プラスナップのヘッドの先を切ってみる

取り付ける際に、ヘッドをハサミで切るこの方法も、My mamaさんのYouTubeで見つけました。

「他社製品の場合」とサンコッコーさんのハンディプレスで紹介されていたので、別の器具をお使いの場合、うまくいくかは確認できていません。

そのため、清原さん以外のハンディプレスをお使いの場合は、このあと紹介していく、別の方法もご覧になって、できそうな方法を採用してみてくださいね。

まず、取り付け場所にヘッドを刺します。

出ているヘッドを、少しハサミでカットして、あとはいつも通り取り付けます。

出ている部分の1/3ほどをカットしました。

ですが、私のハンディプレスは12年物でハマりにくくなっているからか、バネ部分を取り付けるときは、結局ハンディプレスのゴム部分を取り外してカシメて、やっとうまくいったという感じでした。

たぶん、普通に使えるハンディプレスなら大丈夫だと思いますが、半分近く切ってもよかったかもしれません。

それでも、ヘッドの先を切っただけで、やり直しをせずに済んだので、成功ですね。

きちんとはまったプラスナップ

きちんとハマっています!

スナップパッキンを使う

プレス機での取り付けや、手で付けるプラスナップで生地が薄いときにも対応できるのが、スナップパッキンを使う方法です。


 

使い方は、生地のヘッドが出てくる側の穴に合わせてスナップパッキンを貼り付け、プラスナップを取り付けます。

スナップパッキンの代用と使い方

スナップパッキンは家にある布で代用できます。

フェルトでも作れますが、必ず水洗い対応のものをお使いくださいね。

まず、厚手の布を用意します。

プラスナップのバネ凹を置いて、周りをなぞり、中心の穴にも印をつけます。

切り取ったあと、中心のしるしに目打ちで穴をあけます。

プラスナップの取り付け部分に合わせ、ヘッドを刺し、あとはいつもどおりにプラスナップを取り付けます。

プラスナップのサイズを変えてみる

最後は大き目のプラスナップを使っている場合のみに使える方法です。

例えば、清原さんの13㎜プラスナップを使っていてうまくいかなかったときは、9㎜に変えてみると、パチンとハマることもあります。

ただ、あまり薄手の生地だと、またやり直しになることもあるので、1枚の布などのときは、スナップパッキンを挟んだほうが確実です。

まとめ

簡単そうだけど、少しコツもいるプラスナップ。

慣れてしまえば、とっても便利なアイテムなので、今回の記事が快適に使うお役に立てればうれしいです。

また、今回の方法では、私のようにハンディプレスを長く使っていてハマり方が悪くなってしまった場合でも、うまく取り付けることができましたが、やり直す手間を考えると、新しいものを買うのも作業効率がアップする方法のひとつですね。

私もこの記事を書いている間に、卓上プレスを購入しました^^

それでは、最後までお読みいただきありがとうございます!


 

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