布ナプキンを使い始めて、妊娠された方。
妊娠して、紙ナプキンでかぶれるようになってしまって、布ナプキンを考え始めた方。
色々な流れがあって、このページへたどり着かれたかと思います。
いま、こうして読んでくださっている方が、どのステージかはわかりませんが、まずは、妊娠・出産おめでとうございます!
何人産んでも同じことはない妊娠や出産。
特に初めての妊娠では自分の体がどうなっていくのか、まったくわからないですよね。
そんななかでの布ナプキン生活。
順調だったり、少し不安があったり、産後の悪露の量もきっと個人差があります。
そのため、これがオススメ!!という型はないのかなと、思っています。
でも、2人の子どもを授かり、布ナプキンと紙ナプキンを使い分けながら妊娠・出産を経験したいま、私はこんな風に使っていたよ。
ということは、お伝えできるので、布ナプキンを使いながら妊娠期間や産後を過ごしていきたいという方の参考になれば幸いです。
妊娠中の布ナプキンの使い分け
妊娠中は、一人目、二人目とも、出産の近くまで布ナプキンで過ごしていました。
初期から中期の頃は、ずっと透湿防水布入りも蒸れるので、おりものの量に合わせて布だけのおりものシートと、透湿防水布入りの普通用布ナプキンを使い分けていました。
妊娠後期は、破水が心配だったので、出かけるときのみ多い日用の紙ナプキンを使っていました。
当時使っていたのは普通のネル生地で作った布ナプキンです。
当サイトでは布ナプキンの作り方に合わせて、100均材料や古着を使った布ナプキンの作り方もご紹介しています。
新しいものがたくさん必要になってくる赤ちゃんとの暮らしに備えて、布ナプキンを節約して作りたいこともきっとありますよね。
ただ、妊娠期は出血など、おりものに異変があった場合はすぐに気づきやすいように、肌面はネル生地などの白っぽい無地がよいと思います。
いよいよ出産
2人とも、陣痛はおしるしが来てから始まったので、おしるしがでたあとは、紙ナプキンをつけて自宅で待機。
何度かのやり取りの後、そろそろ来てくださいと言われてから病院へ向かいました。
到着後すぐ、病院の服に着替えたのですが、そういえば下着はどうしていたんだろうか・・・
いま、振り返ってみたら、それどころじゃなかったのでしょうね。
まったく思い出せません(笑)
産後の悪露と布ナプキン
そして感動の赤ちゃんとの対面の後に待っているのが、産後の悪露です。
妊娠中、病院のお母さん学級?みたいなものは、1人目の時だけ出席したのですが、母乳って大変なんだな。
と思ったものの、悪露についての話は私がちゃんと聞いていなかったのか、聞いた記憶がありませんでした。
妊娠後期に入った頃、職場の方が「おろ」が多くて・・・と話していた時も、「おろ??」
それってなんですか?状態。
どうも、長い生理のような感じらしいということを、そこで初めて知りました。
なるほど、長い生理ね。
それなら、産後にも布ナプキンを使いたいなと考えていました。
1人目ではじめてわかったガンコな悪露
そして、いよいよ産後の生活の始まりです。
ナプキンよりもっとデカいパットから始まり、夜用から普通用へと用意された紙ナプキンを着々と使いながら、病院での時間を過ごしていました。
紙ナプキンは確か、家についてしばらくしてから終了したように思います。
よし、そろそろ布ナプキンにするか。
と、普通用の布ナプキンですごしたあと、いつものようにつけ置きしたのですが、これがまた、
全然よごれが落ちないんです!
落ちにくい生理の最後の方よりも、もっと量が多く、濃度が高い?ような。
つけ置きしたとは思えないくらいの落ちにくさ。
なかなかのガンコ者の悪露・・・
これでは、布ナプキンは使いまわせないな。
当時は、使い捨て布ナプキンという発想がなかったので、1人目は結局、紙ナプキンで過ごしました。
でも、どちらにしても、はじめての新生児との暮らしの中。
無理して布ナプキンを洗ってもストレスが溜まるだけだったので、今では使い捨ての紙にしておいてよかったと思っています。
2人目は使い捨て布ナプキンで
1人目の経験を踏まえ、2人目は使い捨て布ナプキンで産後の悪露に挑むことにしました。
使ったものは、1人目の布おむつにしようと買ったものの、そのままにしていた「晒さらし」
23㎝のホルダータイプに、2つ折りで使えるくらいの大きさのハンカチタイプを10m の晒でできるだけ作り、量に応じて、最初のころは2枚くらい使っていたような気がします。
悪露の量が減ってきてからは1枚にし、ちょうど使い捨て晒ナプキンがなくなるころに、悪露も終了しました。
いま思えば、切りっぱなしをたたむだけで十分ですよね。
なので、これから晒をおつかいになる方には、大きめに切って、たたんで使うことをおすすめします。
当サイトでも大き目の使い捨て布ナプキンの作り方を紹介していますので、よろしかったらご覧ください。
悪露に使い捨て布ナプキンを使うときの注意点
私は一人目の時は、1か月検診でもまだ悪露が続いていたのですが、2人とも、量は順調に減っていっていました。
そのため、2人目のときにも、病院の紙ナプキンが終われば、悪露は使い捨て布ナプキンで大丈夫そうだと判断しました。
実際それで問題はなかったのですが、生理に個人差があるように、悪露にももちろん個人差があります。
友人・知人からは、
「ポストに郵便物を取りに行ったときに、ドバっと悪露が出たのがわかって焦った」という話や、
「減ってきていた悪露が急に増えて、病院へ行ったら入院になった」という話も聞いたことがあります。
悪露が出ている期間は、できるだけ家で寝て過ごすようにと言われる期間です。
それでも、2人目・3人目となると、そうも言っていられない状況もありますよね。
幼稚園、保育園の送り迎えやちょっとした買い物など、外出する機会は1人目よりも増えます。
そんな場合は無理せず、紙ナプキンにしておく方が安心ですね。
紙おむつと布おむつ
布ナプキン派の私も、産院からいただいた紙ナプキンセットを使いきるまでは、紙ナプキンで過ごしていました。
同じように、布おむつで育てたいと思っていた子どもたちも、産院でいただいた紙おむつを使いきったら布おむつへ移行する予定でした。
ただ、まったく初めての赤ちゃんとの暮らし。
吸わせてみないとわからない母乳が、私はほぼ出ませんでした。
でも、母乳外来の人にはガンガン吸わせて!と言われ、母乳のあとにミルクを作って飲ませるという、ほとんど一日中「乳」に関する何かをしているような生活。
母乳とミルクで頭がいっっぱいのはじめのころは、布おむつを洗う気力、体力はとてもありませんでした。
よし、やってみよう!と思うまでには、1人目で2ヵ月~3ヵ月くらいはかかったように思います。
その間、本当に助かったのが、アマゾンや楽天でおむつやミルクが買えることでした。
1人目の時に知っておきたかった宅配
おむつやミルクはネットで購入していたものの、食材などはスーパーまで買い物に行ってもらったり、2か月目からは、自分で行ったりもしていました。
そんな、赤ちゃんとの生活も少し慣れてきた産後3ヵ月のころ。
地域によって違うかもしれませんが、私の場合、産後1ヵ月検診は、病院。
次の3ヵ月検診は、区役所で行われました。
この3ヵ月検診が終わって区役所を出たところに待ち受けていたのが、学資保険やコープさんの勧誘です。
普段はこういった勧誘はにこやかにスルーするのですが、産後は大人と話す機会が激減です。
最初に出会ったコープさんと話し込み、送料無料でお得なこともあり、お試しをすることにしました。
新しい宅配におどろく
食材の宅配と言えば、コープさんというイメージの方も多いかもしれません。
実際、妊娠前に働いていた職場の方も何人か利用していました。
当時の私は、妊活とまではいかないのですが、生理不順もあったので、運動したり食生活に気を付けたりしている頃。
1人目を妊娠して仕事を辞めるまでは、無農薬野菜などの宅配を取っていたんですね。
でも、私の収入が減るので、八百屋さんの野菜よりもやっぱり高い無農薬野菜はいったんお休みしていました。
なので、宅配の便利さは知っていたのですが、産後に使うことは全く考えていなかったところにコープさんです。
そして、その便利さに改めて感謝しました。
産後のごはん作りはゆるめでOK
ご飯は全部作るものというガチガチ頭だった私。
でも、母乳にいいごはんと、夫の晩酌のお供とは相いれないんですよね。
母乳に悪戦苦闘しながら、ごはんづくりを頑張っていました。
そこで知り合ったコープさん。
カタログを見てみると、冷凍のから揚げなどもたくさん載っています。
産後4ヵ月近くになり、少し気持ちを緩めてもいいのではと思いだしていたのでしょう。
もう、冷凍食品を使ってもいいんじゃないか?
夫に自分で選んでもらえば楽しみもあります。
チンして食べてもらえば、私も楽だし夫のコッテリ欲も満たされます。
そこで、冷凍やできあがりのおかずも楽しみながら使うようになりました。
いま思えば、1人目の一番大変だった産後3ヵ月の間にこそ、使いたかったコープさんです。
コープさんの「はじまるばこ」
私は1人目と2人目の出産が約5年開いていました。
息子との暮らしが落ち着いてきたころから、コープさんは卒業していたのですが、2人目の出産を機にまた再開しました。
その時も、送料無料か何か特典があったと思うのですが、あれから6年。
いまは、0歳の赤ちゃん限定でもらえる「はじまるばこ」という、特典があるそうです。
「はじまるばこ」とは、赤ちゃんグッズがいろいろと入ったプレゼントの箱で、コープさんを利用しなくてももらえます。
なので、もし、妊娠中にこの記事をお読みになっている方は、産後すぐに手続きしておけばお得です。
コープさんを使う使わないは別にしても、つながりさえできていれば、自分で動くことも増えてくる産後2ヵ月ごろ。
「あ~、ごはん作りがちょっとしんどいわ~」というときにも、パッと利用できますよね。
ちなみに、「はじまるばこ」は、いろいろな都道府県であります。
ただ、名前が違ったりすることもあるので、該当地域でない方も、一度検索してみてくださいね。
妊娠中や産後の尿漏れと布ナプキン
出産後、子どもとの暮らしが落ち着いてごはん作りも完全復活し、コープさんも卒業しました。
その頃にはほぼ、普通の体調と言えばそうでした。
でも、やっぱりあるのが、産後のちょっとした尿漏れ問題。
産後の尿漏れ
1人目では少しは気になりましたが、走ったとか、縄跳びしたら気になる程度でした。
日常生活でも気になったのはやはり、2人目です。
そのため、悪露が終わってからも、おりものシートは必須でした。
おりものシートも、2枚仕立てや3枚仕立て、透湿防水布入りもありますよね。
2人目の時は、2枚仕立てでは無理な時もあり、3枚仕立てや透湿防水布入りのものを
使っていました。
ヨガなどをはじめて、徐々に気にならなくはなりました。
でも、時間がかかったな~という印象です。
妊娠中の尿漏れ
1人目の時は全く気にならなかったのですが、2人目は気になりました。
やっぱり出産を経験するとなりやすいと、病院の先生もおっしゃっていました。
なので、これはもうしょうがないですよね。
ナプキンをこまめに変えて対応するしかありません。
尿漏れの布ナプキンのにおい
においについては、あ!と、思ったときにすぐに交換して手洗いすれば、においが気になることは特にありませんでした。
ただ、すぐに替えられなかったり、量が多かったりすると、においが気になることもあるかもしれません。
そんな時は、セスキ炭酸ソーダでつけ置きすると、においは落ちやすくなります。
1人目の布おむつのとき、布おむつの本で読んだ、「重曹でつけ置き」という方法でやっていました。
ですが、どうにもにおいが気になります。
そこで、いろいろ調べてセスキ炭酸ソーダでのつけ置きに変えたら、気にならなくなりました。
もし気になる方は、一度試してみてくださいね。
まとめ
この春、下の娘が小学校へ入学し、最後の出産から今年で7年がたちます。
改めてこうして振り返ってみると、本当に長い間、生理がないときでも、布ナプキンが身近にあったんだなぁと思いました。
個人的な体験談ですが、参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!