コンパクトでトイレに流せるシンクロフィット。
デリケートゾーンに挟み込むことで、経血がドッ出るのを防いでくれて、使い慣れると心強いアイテムですよね。
以前から、布リフのオーバル型布ナプキンは、シンクロフィットに近いんだろうとは思っていたのですが、実際にシンクロフィットを使ったことはありませんでした。
そこで、シンクロフィットを購入して、オーバル型と使い比べてみました。
シンクロフィットとオーバル型を使い比べた結果
当サイトで、大・中・小と3種類の型紙を用意しているオーバル型。
使い比べた結果、ネル生地4枚で作ったオーバル型の小が、一番シンクロフィットに近い使い心地でした。
布ナプキンなので、トイレに流すことはできません
しかし、2時間程度は持つので、補助としての役割は果たせます。
オーバル型はとっても簡単に作れます。作り方はこちらへ↓
また、サイズアウトした子供服なども、縫わずにシンクロフィットの代用品として使うことができるので、記事の後半でご紹介しますね。
シンクロフィットってどんなナプキン?
シンクロフィットとは、小さいナプキンで、デリケートゾーンに挟んで使います。
単品では使用しないで、生理用ナプキンと一緒に使います。
袋から出すと、こういう形になっていて、後ろから1/3ほどのところを膣口に当て、デリケートゾーンに挟むようにして使います。
裏側に指を入れるところがあるので、中指を入れて使います。
初めてシンクロフィットを使ってみて
こんなに小さくて大丈夫?と思いましたが、確かに2時間くらいは大丈夫でした。
薄さはやはり、シンクロフィットの方が薄く、違和感も少ないです。
指を入れるところは、オーバル型にはないのですが、あることでより、膣口にみっちゃっくさせやすくなりますね。
オーバル型と形や大きさを比較してみよう!
袋に入っている状態で並べてみると、大に一番近いように見えます。
袋を開けてみると、大きさ的には小か中が同じくらいですが、吸収体部分は小に一番近いですね。
左は真ん中を直線だけで縫ったもので、右は飾り縫いにしてみました。
飾り縫いの方が、折り目の部分がより平らになっています。
直線よりも固い感じがするので、異物感をより強く感じられる方もおられるかもしれません。
厚みや柔らかさの比較
シンクロフィットは、とても柔らかく薄い素材です。
今回は、[さらし]と[ネル生地]、[ワッフル+ネル生地]でオーバル型を作って試してみましたが、柔らかさと厚みが一番近いのは、オーガニックネル生地4枚でした。
吸収力の違いは?
シンクロフィットのパッケージには、以下のように書かれています。
いつものナプキンに手のひらサイズのシンクロフィットをプラスするだけで約2時間分※の吸収力がプラスオンできます。
※個人差があるので、経血量に合わせて取り替えてください
シンクロフィットのパッケージより
オーバル型小は2時間の吸収力があるのか
どんな生地を、何枚使って、オーバル型を作るかで、吸収力は変わってきます。
下の表は、ある生理2日目にオーバル型小の生地を変えて作ったものを試した結果です。
生地と枚数 | 時間 |
さらし6枚 | 1時間20分 |
さらし12枚 | 1時間15分 |
ネル4枚 | 2時間 |
ワッフル1枚ネル3枚 | 2時間15分 |
薄手のさらしは、12枚にしても2時間は持ちませんでした。
ネル生地はどれもオーガニックで、煮洗いはしていませんでしたが、中心を飾り縫いにしていて、針の目が多いことが幸いだったのか、膣口に密着していたからか、横へ流れることなく、ちゃんと吸い込んでくれていました。
ネル生地なら2時間は大丈夫
ワッフル1枚+ネル3枚、ネル生地4枚。
どちらのオーバル型も、2時間前後で交換していますが、まだもう少しいける余裕はありました。
本家のシンクロフィットと同じように、経血量には個人差があるため、ネル生地4枚でも2時間持たないこともあるかもしれません。
下には布ナプキンがあるので、それほど心配なことはないですが、位置がずれていたりすると、うまく経血をキャッチできていないこともあります。
そのため、はじめはちょっと早いかな。くらいで様子を見てもいいですね。
使い捨てにできる布をシンクロフィットの代用に使ってみる方法
古い布を切って、折りたたんだものを膣口に当てることで、シンクロフィットの代用にすることができます。
ネル生地ほど吸収力のある服地はあまりないので、同じくらいの吸収力を求めると、ぶ厚くなり、違和感を感じやすくなりますが、プラス1時間程度の吸収力アップには使えます。
トイレには流せませんが、使い捨てにできるので、オーバル型よりもお手軽ですね。
古着を適当な大きさに切る
次に紹介するのは、古着やいらなくなった布を小さくたたんでシンクロフィットの代用にする方法です。
写真は子どものサイズアウトしたガーゼパジャマを切ったものです。
大きさは21㎝×18㎝。
生地の厚みによっては、もう少し小さくてもいいです。
今回はこれを半分に折って
それをまた4つ折りにします。
大きさは5㎝×9㎝で厚みは約1㎝になりました。
シンクロフィットの大きさが半分に折った状態で約3.5㎝×10㎝なので、少し小さめですが、厚みはこちらの方が厚いので、装着時の違和感は感じやすくなると思います。
吸収力はどのくらいだった?
ガーゼなので、1時間くらいでいっぱいになっていました。
トレーナーやタオルだと、もっと長く持ちますが、厚手の生地は大きさによっては違和感が大きくなるので、違和感をどのくらいOKとするか、どのくらいの時間持たせたいのか、など、いろいろな大きさを試しながら、ご自身のいい大きさを見つけてみてくださいね。
まとめ
デリケートゾーンに挟んで使うシンクロフィット。
トイレに流せるというところが他にはない特徴で、その部分はさすがに代用はできませんでしたが、ナプキンの補助としての役割は、布でも十分に果たせると思います。
オーバル型で布ナプキンの洗濯ものをコンパクトにしたり、古着を切って無駄をなくしたりといういいところもあるので、ぜひ試してみてくださいね。
この記事がお役に立てればうれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!