たいていのものなら何でも揃う100均。
手芸材料もいろいろあるため、100均素材で布ナプキンを作ってみたのが以下の記事です。
この記事を書く前に100均素材の布ナプキンを試した時、まだダイソーさんではシャーリングタオルを取り扱っていませんでした。
綿素材のものは薄いタオルばかりで、おりものライナーくらいなら大丈夫だけど、多い日の日中にはむつかしいという結論になりました。
その後、ダイソーさんにシャーリングタオルが登場し、日中なら100均でも対応できるものが作れた!というのが、先ほどご紹介した記事です。
気に入ったものがいつの間にか消えていくことも多い100均。
シャーリングタオルもそのうちなくなるのかな?と思っていたのですが、2022年8月現在も取り扱っているので、100均材料で夜用を作って試してみました。
タオルのサイズから、30㎝という小さめの夜用で、どうなるかとヒヤヒヤしながら試しましたが
結果は、漏れもなく朝の交換までたどり着けました!
それでは、100均材料で夜用布ナプキンを作ろう!へどうぞ
2年後の追記
この記事を書いてから2年後。
100均タオルでひと晩過ごした後、布ナプキンを交換すると、ホルダーまでかなり経血が回っていた日がありました。
幸い、ホルダーは透湿防水布入りだったので、それ以上汚れることはありませんでした。
その日は特に、経血量が多い感じはあったので、いつものイオンのタオルでも、同じようにホルダーまで到達していたかもしれません。
ただ、100均タオルはイオンのものより小さいので、吸収力のキャパも小さくなってしまうように思いました。
そして、100均ではないのですが、やはり透湿防水布があると、安心感が違うと実感しました。
そのため、私はちょっと量が多めかもしれない・・・と思われる方は、材料費が少し上がってしまいますが、透湿防水布を使った方が、より安心してお使いいただけると思います。
100均材料で作った夜用布ナプキンの紹介
今回作って試した布ナプキンは入浴後用2日分・就寝用2日分です。
100均素材なので、ホルダーには透湿防水布は入っていません。
そのため、入浴後すぐにつける布ナプキンと、就寝時につける布ナプキンを分けています。
私はだいたい、1・2日目か、2・3日目に経血が多いので2日分で足りましたが、1~3日目まで経血が多い場合は、もう1セットあると安心ですね。
入浴後から寝る前までに使った布ナプキン
今回、入浴後から寝る前までに使った布ナプキンは、3種類。
- ホルダータイプ
- シャーリングタオル+手拭いで作った[4重わのなぷ]
- ホルダーを使った残りで作った、オーバルタイプの布ナプキン(このあとオーバルタイプの説明があります)
入浴後は血行が良くなるためか、経血量が多くなるのは私だけでしょうか?
経血量にもよりますが、多い日のこの時間帯は、4重わのなぷでも2時間持たないことも十分ありえます。
そのため、オーバル型やパッドを挟むなど、補助と合わせて使うことをおすすめします。
30㎝ホルダー2枚
4重わのなぷ2枚
オーバル型2枚
オーバル型布ナプキンって?
聞きなれないオーバル型布ナプキンとは、紙ナプキンではシンクロフィットという商品のように、膣口に当てて使う布ナプキンです。
シンクロフィットとの比較はこちらへ↓
オーバル型は簡単に作れます!
作り方や、使い方のコツはこちらへ↓
就寝中に使った布ナプキン
1番メインの就寝用に使ったものは、私が普段使っているイオンのタオル布ナプキンと同じ作り方のものです。
いつもと違うのはタオルのサイズ。
イオンのものは縦が36㎝です。
ダイソーさんのシャーリングタオルは30㎝なので、目が覚めてゴロゴロしている時間が長いと、アウトになりそうなサイズです。
詳しくは記事後半の就寝用の作り方と使い方をご覧ください。
30㎝ホルダー2枚
30㎝タオル布ナプキン4枚
夜用布ナプキンに使った材料
シャーリングタオル6枚
- 2枚で就寝用。
- 残りの4枚でホルダー4枚分の吸収体
- 4重わのなぷ2枚分の内側の生地
- オーバル型小・2枚分の吸収体
手拭い4枚
- ホルダー4枚分の肌側と下着側
- 4重わのなぷ2枚分の外側の生地
- オーバル型小・2枚分の表裏
100均素材で夜用布ナプキンのヒント
透湿防水布が入っていない100均布ナプキンは、漏れに注意したいところです。
特に就寝用は長さが短めなので、経血がまとめて出ることが多い寝起きにお布団で長くまったりしていると、ドッと出てきて漏れる可能性もあります。
生理2日目などは、お布団でゆっくりしていたいところですが、できれば目が覚めた後は早めにお布団から出る方が安心です。
ホルダーを作るときのヒント
夜用のホルダー1枚には手拭いから切り取ったものを2枚、タオルから切り取ったものを1枚使います。
この方法でホルダー4枚分を裁断します。
タオルと手ぬぐいのサイズから、型紙は一体型30㎝を使っています。
手拭いは短い方の辺をホルダーの縦にして取っています。
フェイスタオルは長い方の辺の縦半分でホルダー1枚分になります。
ホルダーの作り方と型紙ダウンロードへのリンクはこちら↓
ホルダーを作るときの注意点
布リフの布ナプキンは、ホルダーのテープが肌面にあるときに、タグが左側に来るようになっています。
普段、私は内側の布と外側の布は別の柄を使うので、向きを間違えることはほとんどありません。
ただ今回は、100均の手拭いだと同じ柄がたくさん欲しくても揃わないこともありえるため、表裏を同じ生地で作ったところ・・・
表と裏を見事に間違えてしまいました。
この失敗を防ぐ方法は、中表に縫った後、表に返す時に、ホルダーのテープをタグが左側に来る面に持ってくることです。
そうすることで、表裏が同じ生地でも、間違えずに作ることができます。
残った生地で4重わのなぷとオーバル型を作ります。
4重わのなぷは内側にタオル、肌面に手拭いがくるように作ります。
作り方はこちら↓30㎝サイズで作っています。
オーバル型の作り方はこちら↓
オーバル型は、ホルダーを取ったあとの小さな生地から取っています。
写真のように、タオルから2枚、手拭いから2枚取ります。
タオル2枚を内側吸収体として、外側は手拭いにしました。
夜用タオルのみの布ナプキンの作り方
夜用はタオルを半分に切って端を処理しただけのものです。
使い方はこのようにしてセットして使います。
かなりもっこりな感じになるので、苦手な方もいるかもしれません。
ただ、経血が多く夜の漏れに悩んでいた時、この方法で解決しました。
100均素材で透湿防水布を使わず、心配だったので、ホルダーとショーツの間にパッドを挟んでいましたが、なくても大丈夫でした。
作り方はこちらへ↓
まとめ
100均材料で夜用を作ってみたは、いかがでしたか?
経血量によっては、透湿防水布があった方が安心なこともありますが、身近な素材で布ナプキンを試してみたい方には、おすすめの方法になります。
生理のことは個人差が多いため、試行錯誤が必要なこともあります。
そんな試行錯誤の中で、今回の記事がお役に立てれば幸いです。