初めて使う布ナプキンに、おりものライナーを選ぶ方は多いと思います。
布リフでは現在、16㎝・19㎝の2サイズ(19㎝は幅が2パターン)
種類は、基本のライナー・吸収体防水布入りライナー・テープ付きライナーの、3種類。
2サイズ・3種類の布ライナーの作り方をご紹介しています。
同じ型紙でどんな違いの布ライナーができるの?
型紙と作り方を見ただけでは初めての方にはよくわからないかもしれません。
そんな布ライナー初めての方に、種類や使い方、使う時期。
また、市販ならではのおりものライナーなども合わせて、布のおりものシートについて、深堀していきます。
初めて布ナプキンを使う方のどれがいいの?の解決。
また、使い慣れている方にも、新しい使い方のヒントになれば幸いです。
布リフのおりものシートのサイズ
布リフで作り方をご紹介しているライナーは、2サイズ3パターンあります。
写真左から、長さ16㎝・19㎝の旧バージョン・19㎝の新バージョンになります。
ボタンを羽の端から1㎝のところを中心にして付けるとショーツに装着した時の幅は
- 16㎝が7㎝~7.5㎝
- 19㎝の旧バージョンが6~7㎝
- 19㎝の新バージョンが7㎝~7.5㎝になります。
布リフで作ることができる布ライナーの種類
おりものシートの種類は3種類あります。
経血がたくさん出ている時期以外、いつお使いいただいてもよいですが、参考までに使い分け例も合わせてご紹介していきますね。
基本の布ライナー
ひし形の布を2~3枚合わせたおりものシートです。
市販のものは、肌面と下着側の2枚や、肌面・真ん中・下着側の3枚のものがあります。
基本のライナーの作り方では、3枚の作り方をご紹介しています。
真ん中の1枚を抜いて作ると、2枚仕立てになります。
基本の型なので、いつでも通常のおりものシートとしてお使いいただけます。
後半で紹介するテープ付きの使い方をやってみよう!と思われた方は、この作り方にテープを付けた形がおすすめです。
また、生理が始まった!という場合、この形だと3枚仕立てでも貫通することがあるので、そろそろ生理が来そうかな。という時期には、次にご紹介する透湿防水布入りのライナーが安心です。
吸収体・透湿防水布入りのおりものシート
肌面・透湿防水布・下着側の生地3枚をひし形にして、肌面と透湿防水布の間に吸収体をつけたタイプです。
ジュランジェさんのおりものシートは、この内容をベースにしているものが多いです。
尿モレが気になる方には普段使いに一番向いている型になります。
また、基本のライナーでは、生理が来てしまうと貫通してしまうことがあるので、そろそろ生理が来そうという時に付けておくと、「始まったかも・・・でも今は変えられない」という時にも安心です。
「透湿防水布はあまり使いたくないな」という場合は、後半で紹介するテープ付きライナーに大き目の使い捨て布ナプキンをセットする使い方でも代用できますよ。
基本の3枚仕立てのライナーで、おりものが貫通することはほとんどないかと思いますが、水っぽいおりものが多い時期にも。
テープ付布ライナー
基本のおりものシートに、テープを付けてホルダーのように使えるようにしたライナーです。
透湿防水布がなくても、大き目の使い捨て布ナプキンやハンカチタイプをセットすることで生理の後半にも使えるタイプになります。
生理以外の時期は布ライナーとして、生理の後半はホルダーとして、幅広く使える形になります。
私も、いま使っているのはこのタイプです。
市販ならではの布ライナー
布ライナーは幅が広く、手作りがむつかしいものも販売されているので、ご紹介していきます。
Tバック用布ライナー
Tバック(タンガ)用のライナーは、作り方を探しても見当たらないので、Tバックを履く機会のある方にはおすすめです。
絹の布ライナー
冷え取りや温活によく出てくる素材。シルク。
ソーイング用の生地も売っているのですが、どれが布ナプキンに向いているのかわからず、まだ使ってみたことがないので、市販ならではのコーナーに入れました。
温活中の方は、試してみるのもいいかもしれませんね。
布ライナーの使い方
ここからは基本の布ライナーの使い方になります。
布ライナーの取り付け方
布ライナーは、紙の名羽根つきナプキンと同じようにして使います。
①肌面を上にしてショーツのクロッチ部分にのせ
②クロッチ部分をくるむようにして、ボタンを止めてセット完了です。
布リフで作れる布ライナーの向きについて
ひし形ライナーは、前後が同じなのでパッと見るとどちらが前かわかりません。
どちらを前にして使ってもいいのですが、前後が逆になるとボタンのはめ方も逆になるため、装着の際に毎回確認が必要になります。
そこで布リフでは、前後がわかりやすいように、二つのポイントを付けています。
ボタンの付け方は、メーカーさんによっても違うかもしれないので、ボタンの付け方記事では、「使い慣れたものがあれば、それと同じようにしてください」と記載しています。
もしこだわりがない場合は、肌面を上にして左側の羽に凹ボタンをつけるように統一することで、「前後はどっち?」の悩みがなくなります。
利き手の関係などで凸ボタンが左の方がやりやすければ、それでもOK!
ボタンの向きが統一しているということが使いやすく作るポイントです。
布リフの型紙は全て、肌面を上にしたとき、左側の羽にタグがくるようになっています。
こうすることで、ボタンよりもより直感的に前後がわかります。
布ライナーの交換頻度
基本的には下着と同じ素材の布なので、お風呂の時に交換で大丈夫です。
おりものが多くなる時期は、量によって1~2回ほど交換すると清潔に保てますね。
市販のおりものシートで、臭いや汗によるムレやかぶれが気になって、こまめに交換していた方は、布に変えることで匂いやムレが軽減されて交換頻度が減る方もいらっしゃるかもしれません。
布ライナーの洗い方
布ライナーの洗濯方法も、下着と同じで大丈夫です。
汚れが少ない時期はそのまま洗濯機へ、おりものが多い時は軽く手洗い(特に洗剤はいりません)して洗濯機へ入れると、きれいに洗えます。
布ライナーと乾燥機
おりものシートの乾燥機の使用は、基本的に以下のようになりますが、素材によって縮んだりすることもあるので、購入した場合は取扱説明書の記載に従ってくださいね。
〇 布だけで作られたライナー
× 透湿防水布入りのライナー
テープ付きおりものシート2つの使い方
テープ付きおりものライナーはの使い方は2つ。
1.そのまま普通のおりものライナーとして。
2.ホルダーとして
生理の後半やおりものが多い時期に、ハンカチタイプや使い捨て布ナプキンをセットすると、ホルダーとして使えます。
ホルダーとしての使い方
ハンカチタイプや大き目の使い捨て布ナプキンをたたみ、テープに差し込んでセットします。
古着などを切ってもよいですし、さらしでもいいと思います。
生理の終わりかけの落ちにくい経血の洗濯から解放されるのでとっても楽ですよ。
そしてもう一つ、落ちにくい汚れといえば、産後の悪露です。
「こんなに落ちにくいんだな・・・」と、一人目の悪露を布ナプキンで過ごすことを断念した私は、2人目の時には病院からもらった紙ナプキンセットを使い終わったあとから、さらしを使い捨てにして使っていました。
古着があまりない方や、ゴミを出したくない方は、ハンカチタイプでも乗り切れます。
まとめ
ひし形ライナーの種類や使い方はいかがでしたでしょうか?
おりものシートとして使ってみて快適なら、生理期間も布で過ごしてみたくなりますよね。
でも、ちゃんとできるか不安な方もたくさんおられると思います。
今回ご紹介したように、初めての布ナプキンは、経血の多い時は後回しにしても、十分使えます。
特に紙ナプキンだと匂いやかゆみなどの不快感が増してくる生理の後半を、使い捨て布ナプキンにするだけでも、快適に過ごせるようになるので、ぜひ試してみてくださいね。
初めての布ナプキン生活のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。