紙ナプキンに疑問を抱いて、布ナプキンを調べてみると、色々な種類の布ナプキンが出てきますよね。
例えば、[ホルダータイプ]
プレーンタイプを止める役割のホルダーですが、テープで止めたり、スナップボタンだったりと、違いがあったりします。
今回は、市販の布ナプキンを中心に、同じ形の中でも違いがあるものはその違い、どの形を生理期間のいつ頃使うのがいいのか、などを紹介していきます。
まず布ナプキンを大きく3つに分けてみます
まずは今回ご紹介する8種類の布ナプキンを、大きく3つに分けてみます。
1.洗濯なしで布のいいとこどり|使い捨て布ナプキン
1種類目 使い捨て布ナプキン
市販のものは紙ナプキンの上に敷いて使うものが主流です。
2.紙ナプキンのように使える|一体型布ナプキン
2種類目 おりものライナー
3種類目 一体型
4種類目 3Dタイプ
吸収体が中や外にセットされていてる布ナプキンです。
おりものライナーや一体型、3Dタイプなどがあります。
普通の羽根つき紙ナプキンと同じように使えるので、布ナプ初心者さんには取り入れやすい形ですね。
3.洗いやすく組み合わせ無限大|ホルダーとプレーンやパッド
最後は吸収体と土台となる布ナプキンが分かれていて、組み合わせて使うパターンです。
まずは、土台となるホルダータイプ。
5種類目 ホルダータイプ
次はホルダーにセットしたり、補助にしたりする布ナプキンです。
6種類目 プレーンタイプ(わのなぷ)
6種類目 プレーンタイプ(ハンカチ)
7種類目 パッド
8種類目 オーバル型
基本は、ホルダーという薄い布ナプキンに、プレーンやパッドなどの吸収体をセットして使います。
そのため、ホルダー単体では薄すぎて生理用には使えません。
プレーンのみをショーツに敷いて使うこともできますが、上級者向けになります。
オーバル型は一体型やプレーンの補助的に使える小さな布ナプキンで、単体では使えません。
それでは一つずつ詳しく見ていきましょう!
使い捨て布ナプキン
市販されている使い捨て布ナプキンは、ナプキンサイズくらいの1枚の布を、紙ナプキンに敷いて使うナプキンです。
紙の吸収力はそのままに、紙ナプキンでよくあるかゆみやかぶれを軽減させて布のいいところを取り入れる布ナプキンです。
色々なメーカーさんから販売されていますが、ジュランジェさんの商品が人気があるようです。
テープなしとテープつきがありますが、初めはテープが付いている方が落とさずに済むので安心ですね。
使い捨て布ナプキン [フリーナ コットン100%(テープ付)32枚入
中には、ロックミシンで端処理をしていたり、紙ナプキンを包むタイプのもので、使い捨てだけど、洗って何度か使えるものもあります。
ご興味がある方は以下のページも参考になさってください。
使い捨て布ナプキンを使う時期
使い捨て布ナプキンは、紙ナプキンでかぶれたりするのは困るけど、布ナプキンはまだハードルが高い・・・
と、いうときに使うので、生理期間に使うことになります。
それ以外にも、おりものシートとしても使えます。
その場合、ショーツにそのまま乗せると、落としてしまう可能性が高くなるので、テープを貼ることをおすすめします。
布ナプキンに使うのもアリ
また、紙ナプキンだけでなく、布ナプキンにも使えます。
布を捨てるのはエコではないかもしれませんが、生理の終わりごろの経血は汚れ落ちが悪いですよね。
布ナプ生活を気楽に長く続けるには、最後の2~3日布を使い捨てにするのもアリです。
詳しくは、この後おりものライナーのページの、生理の終わりかけにこんな風に使うのもおすすめで紹介しています。
おりものライナー
一番取り入れやすいおりものライナーには、さまざまな種類があります。
基本の布ライナー
はじめに紹介するのは、肌面と下着側の生地だけでできた、吸収体なし2枚仕立てのライナーです。
次に紹介するのは、肌面と下着側の生地の間に吸収体が入っているライナーです。
オーガニック お試しライナー [初回限定価格550円 日本製 ] 15.5cm ジュランジェ
防水布入りライナー
基本の布ライナーで紹介したロハス工房さんの布ライナーに、防水布がプラスされたバージョンです。
肌面が白い糸で縫われているものは防水布なし。
淡いピンクの糸で縫われているものが、防水布入りになっていて、使い分けがしやすくなっていますね。
こちらも、基本で紹介したジュランジェさんのライナーに、吸収体1枚と透湿防水布が追加されたバージョンです。
ショーツに合わせたライナー
Tバック用のおしゃれなライナーもあります。
ライナーもセクシーにできるなんて素敵ですね。
Tバック用 ライナー おりものシート すぃーとこっとん 防水なし
こちらはジュランジェさんのふんどしパンツ用ライナーです。
ライナーは生理以外の時期におすすめ
おりものライナーは羽根つきの小さな布ナプキンです。
ジュランジェさんなどでは、透湿防水布が入っているものも販売されていますが、ほとんどのおりものライナーは、肌面と下着側の生地の2枚仕立てか、間に吸収体が1枚入っている程度です。
そのため、生理期間に対応できる吸収力がないので、おりもの専用になっています。
生理の終わりかけにこんな風に使うのもいいです。
布ライナーは生理の終わりかけにも使えますが、最後の方の経血汚れはとても落ちにくいです。
そのため、使い捨て布ナプキンを使うと、とても楽に整理の終盤を過ごすことができますが、そのままショーツに乗せるとずれてしまいます。
そんな時はホルダーに使い捨て布ナプキンをセットして使うと、洗う手間が省けて楽です。
ただ、市販のホルダーと使い捨て布ナプキンでは、サイズが合わないことも多いですよね。
うまく使う方法は2つ
1つ目は市販のホルダーに合わせて、古着などいらない布を切ったものを使う。
手作りが大丈夫な方は、ライナーにテープを付けることで、おりものシート兼ホルダーとして使えます。
普段は布ライナーとして、生理が始まりそうな時や終わりかけには、1つ目と同じように古布などを切って使い捨てにすると楽ですよ。
一体型
一体型には、吸収体が中に入っているものと、外についているものの2種類があります。
基本の一体型
吸収体が複数枚、肌側と下着側の間に入っている布ナプキンです。
漏れにくいよう、透湿防水布も使われている物が多いです。
紙ナプキンと同じように使える
外出時に便利
一体型は、羽つき紙ナプキンと同じような作りで、羽のテープ部分がスナップボタンになっています。
今までの紙ナプキンと同じように使えるので、布ナプキン初心者さんが取り入れやすい形ですね。
(私もはじめは一体型から入りました。)
汚れた面を内側にたためるので外から汚れが見えにくく、コンパクトに収まるので外出時にはおすすめです。
うっかりポーチを忘れて、万が一中身を見られても、使用済みだとわかりにくいので少しは安心ですよね。
洗濯がしにくい
枚数が必要
ただ、吸収体が中に入っているので、汚れがちゃんと落ちているかがわかりにくく、洗濯後に乾きにくいというデメリットもあります。
丸ごと交換になるので、一体型だけですべての生理を過ごすと枚数もそれなりに必要になってきます。
昼用~夜用まで、サイズもいろいろで、吸収体の量も、お店によって様々です。
3D・立体型布ナプキン
一体型よりも洗濯がしやすい
吸収体が、膣口に近くなるので漏れにくい
一体型の吸収体が、外側についているタイプの布ナプキン。
吸収体と肌面は上下のみがつながっていて、真ん中部分は縫われていないため、空洞になっています。
そのため汚れ落ちが見えて洗いやすく、一体型よりも乾きやすくなっています。
また、吸収体が一体型よりも経血の出口に近くセットできるので、伝い漏れしにくいです。
一体型よりも値段が高い
手作りする際も難易度が上がる
一体型のいいとこどりという感じですが、購入すると一体型よりも割高で、作るのは普通の一体型よりは難易度が少し上がります。
いくつかのお店が販売していますが、nunonaさんは3Dのサイズ展開が豊富です。
3D・立体型がおすすめなのは夜用
普通の布ナプキンよりもお値段が高い3D・立体型。
ここぞという時に使いたいこの形の一番のおすすめは夜用です。
一体型よりも伝い漏れが起こりにくいので、夜にこそ使っていただきたいです。
布ナプキン 夜用 一体型 LLサイズ 40cm 3D設計 ジュランジェ
ホルダータイプ
この次に紹介するプレーンタイプの布ナプキンが落ちないように、固定するための布ナプキンがホルダータイプです。
基本的には肌面の生地、透湿防水布、下着側の生地の3重でできていて、これだけでは吸収力がないため使えません。
また、汚れがちな吸収体が別になるので、プレーンなどが「傷んできたし、そろそろ交換かな」という時期になっても、ホルダーはまだ使えたりと、長持ちします。
布ナプキンに慣れてくると、ホルダーとプレーンに落ち着く方が多いようですね。
一体型よりも必要枚数が少なくて済む
テープタイプ
透湿防水布が入っていてテープで固定するタイプのホルダーは、他のお店のプレーンも使えるのでおすすめです。
プレーンだったら簡単そうだし手作りしてみようかな。という方は、こちらのタイプのホルダーにしておくと、あとあと使いやすいですね。
防水ホルダー テープ Mサイズ すぃーと・こっとん 布ナプキン
ポケットタイプ
メイドインアースさんやミュッターさんなどオーガニックがメインのお店は、透湿防水布が入っていないポケットタイプになっていて、パッドを重ねてポケットにセットして使います。
他のメーカーのプレーンとはセットできないホルダー
その場合は、他の会社のプレーンとはセットできないので、購入の際はご注意ください。
ボタンタイプ
マジックテープタイプ
こちらは、パッドやプレーンをマジックテープで止めるタイプです。
ホルダータイプの布ナプキンが合う時期
ホルダータイプも一体型と同じように、生理期間全体を通して使うことができます。
プレーンタイプ
プレーンタイプは四角い布を数枚重ねているナプキン。
[わのなぷ]・[ハンカチタイプ]と呼ばれることもあります。
折り畳んでホルダータイプにセットするか、そのまま下着にのせても使えます。
ただ、そのまま乗せると慣れないうちは落とすことが多くなるので、ホルダーとセットで使う方が安心ですね。
汚れ落ちが見えやすく、乾きやすいので洗濯がしやすいところがいいですね。
その上、干していても布ナプキンと分かりにくいので、一人暮らしの方にもおすすめです。
布ナプキンに慣れてきた方は、プレーンタイプに行きつくことが多いようです。
わのなぷ
よく[わのなぷ]と言われているのはこのタイプになりますが、[ハンカチタイプ]と書かれていることもあります。
真ん中の当て布は、両側だけを縫っていて、間は空洞になっています。
ハンカチタイプ
表面と裏面の中に吸収体が入っているタイプです。1.のように空洞はなく、見た目はハンカチのようなタイプです。
プレーンタイプが使いやすい時期
プレーンタイプは2~3枚の布でできています。
多い日はプレーンタイプを2枚使ったり、このあと紹介する、パッドやオーバル型を組み合わせたりしても使えるので、多い日から少ない日まで使えます。
色々な組み合わせ方は下の記事をご覧くださいね。
[番外編]プレーンに直接羽が付いているタイプ
羽が付いているので、一体型のようなのですが、プレーンのようにたたみ直せるので、プレーンタイプに入れました。
重なっている下の部分が汚れていなければたたみ直して使うことが可能ですが、汚れていたら一体型のように全部交換になります。
プレーンはたたんでセットすれば、テープタイプのホルダーには使えますが、気になる方はご購入の際にご確認くださいね。
また、先ほど紹介した3番目の羽が付いて居るプレーンも他のホルダーにセットして使うことはできない為、ご購入の際はご注意ください。
パッドタイプの布ナプキン
数枚の生地を重ねた布ナプキンです。
生理の後半にこのままホルダーにセット。
経血の多い日にはプレーンタイプで包んで吸収力アップに使えます。
メイドインアースさんではホルダーの裏側のポケットにセットして使いますね。
ネル生地やニット生地、中にパイル地が入っているものをよく見かけます。
ほとんどのパッドタイプは布だけでできていますが、天然防水シートが入っているものもあります。
Kotori works (天然防水シート入り)1枚 交換用替えパッド
中には、ロハス工房さんのようにマジックテープで止めるタイプもあります。
パッドもプレーンと同じで、テープタイプのホルダーに使ったり、プレーンで包んで使う分にはマジックテープが付いていても使えますが、気になる方はご購入の際にご確認ください。
オーバル型布ナプキン
ピンタレストで見かけた海外のサイトで、[リーフ型]や[陰唇間パッド]などの名称で紹介されていた布ナプキン。
見よう見まねで作り、使ってみてできたのが、オーバル型の布ナプキンです。
これは、小さい布ナプキンを膣口に当てて使う布ナプキンで、多い日の補助などに向いています。
便利ではありますが、固定できない為、落とす可能性があるところが注意点になります。
紙ナプキンですが、ソフィのシンクロフィットのような使い方で使います。
ソフィ シンクロフィット 多い日の昼用( 12枚入*5箱セット)
似たようなものに、市販の布ナプキンでは、レメディーガーデンさんのものが一番近いように思います。
膣トレ用となっていますが、使い方は似ています。
まとめ
布ナプキンと言っても、色々な種類がありましたね。
今回の記事が、布ナプキン選びの参考になれば幸いです。
また、ご紹介している布ナプキン全種類は、作ることもできます。
基本的な形になりますが、手作りしてみようかな?と思われた方はぜひ、チャレンジしてみてくださいね^^
最後までお読みいただき、ありがとうございます。