布ナプキンにホーローがよい理由と気になるところ

布ナプキンの洗い方
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布ナプキンの付け置きバケツを探していると、ホーロー製のバケツがよく紹介されていますよね。

プラスチックのバケツの方が価格もお手ごろだし、ホーローでないとダメなのかな?

いえいえ、そんなことはありません。

つけ置きだけならプラスチックでも大丈夫。

ただ、煮洗いしたい場合はホーローがおすすめになります。


野田琺瑯製・ホーローおまる20cm【カバー無し単品】
¥5999(2021年11月時点)

2022年5月現在、ホーローおまるは売り切れていますが、ホーローおまる+カバー付きのページには以下のように記載されています。

販売期間 2022年6月10日22時~2022年6月12日00時

ご購入を検討されている方は、この期間にチェックしてみてくださいね。


野田琺瑯×Kotori works フタ付 ホーロー バケツ

¥6248(2021年11月時点)

手作り布ナプキン(特にオーガニック系の生地)がモレるとお悩みの方は、煮洗いで解決することもあるので、試してみる価値はあると思います。

質感だけでもかわいいホーロー。

でも、価格もそこそこ・・・。

かわいいな。どうしようかな。と悩んでおられる方の購入へ踏み切るか、やめておくかの糸口が見つかれば幸いです。

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布ナプキンにホーローがよい理由

布ナプキンの洗濯やつけ置きにホーローがよい理由は3つあります。

においや汚れが付きにくい

ホーローの保存容器を使ったことがある方ならおわかりいただけるかと思いますが、ホーローとタッパーに食品を保存した場合、タッパーはなかなか匂いが取れなかったり、油っこいものを入れたりすると、ヌルヌル汚れがなかなか落ちにくいですよね。

ホーローは匂いもつきにくく、油汚れも比較的スムーズに落とせます。

つけ置きする時にも同じように、ホーローは経血汚れが落ちやすく、においもつきにくいのが特徴です。

酸や塩分に強い

酸や塩分にも強いので、布ナプキンのつけ置きによく使われる、アルカリウォッシュ(セスキ炭酸ソーダ)や酸素系漂白剤を使っても大丈夫です。

煮洗いができる

ホーローがいいと言える一番の理由は煮洗いができることです。

全てのホーローバケツが煮洗いできるわけではありませんが、商品説明に記載されているものなら、煮洗いにも使えます。

その点、普段のつけ置きバケツで煮洗いできれば一石二鳥です。

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ホーローバケツの水垢を落とす方法

汚れが付きにくいホーローですが、つけ置きに長く使っていると、水垢のような黒い汚れがついてきます。

そういうときは、クエン酸を溶かしたお湯をしばらく入れておくときれいに落ちます。

お湯100mlにクエン酸小さじ1杯。
汚れた部分が隠れるまで入れて、しばらくつけておきます。
お湯の温度は、給湯器の温度をマックスにして使いました。

落ちきれなかった汚れは、メラミンスポンジでこすると、ピカピカになりました。

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ホーローをつけ置きに10年使って思うデメリット3つ

私自身はジュランジェさんのホーローおまるを布ナプキンのつけ置きに使っています。

購入したのは息子が産まれる前だったので、もう10年使っていて、これからもまだまだ使えそうです。

トータルで見るとメリットの方が上回っているので、ホーローを選択肢から外す理由にまではならないのですが、私がホーローのおまるを10年使って感じた、使う人によってはデメリットになるかもしれない3点です。

プラスチックに比べて価格が高め

直火にもIHにも対応しているホーローバケツは、5000円以上するものが多いので初期投資はかかりますよね。

ホーロー以外だと、ステンレスも煮洗いに使えます。

ただ、煮洗い用の鍋とつけ置きバケツを別にする、金銭的や収納スペースのことを考えるとデメリットでもないようにも思います。

衝撃に弱い

表面がガラス質のため強い衝撃に弱いので、ぶつかって欠けたり、少しの傷が錆びてくることがあります。

音が大きい

個人的にはこの音が大きいことが一番気になります。

ふたとおまるが当たったとき、ホーローと蛇口や洗面台が当たったとき、お風呂の床に置いた時、けっこうな音がする時があります。

音がしないようにそっと使えばいいだけなのですが、あわてていたりなんかすると、キーンとなるんですよね。

大きな音に敏感な方には、あまり向いていないかもしれません。

プラスチックバケツとホーローの違い

価格帯以外には、どんな違いがあるのでしょう?

つけ置きだけならどちらでもOK

私は子供の布おむつをプラスチックバケツでつけ置きしていたので、つけ置きだけならプラスチックでも丈夫です。

ただ、私が使っていた[ポリプロピレン]のプラスチックバケツは大丈夫でしたが、プラスチックにも色々あるので、他の素材だと匂いや汚れが取れにくいものもあるかもしれません。

100均のものなどはわかりませんが、だいたいはポリプロピレン製なので大丈夫だとは思いますが、ご購入の際は素材を確認してみてくださいね。

プラスチックバケツもいいものがたくさんあります。

ホーローとプラスチックの違いは煮洗いできるか

ホーローとプラスチックが決定的に違うのは、煮洗いができるかできないかというところです。

煮洗いは必要ないという方だと、プラスチックでも大丈夫。

では、煮洗いが必要になるのはどんな場面でしょう?

布ナプキンの煮洗いが必要な場面

シミやにおいを落としたい

長く布ナプキンを使っているとやはり多少の汚れは積み重なってきます。

そんな汚れをすっきりせたい!という方は、煮洗いがおすすめです。

オーガニック系の布ナプキンの吸い込みをよくしたい

これまで、たくさんのネル生地を試してきましたが、オーガニックや無漂白の生地は油分が多くて吸い込みがかなりゆっくり。というか、経血をはじいてしまうんですよね。

長時間使っていても貫通漏れしないという部分ではいいところなのですが、多い日に吸い込むスピードを上回る経血量になってしまうと、横モレの原因にもなります。

洗うごとに吸い込みがよくなると説明には書かれていても、もう何回も洗ってるよ~(涙)と下着ごと交換したこともありました。

もうこれは煮洗いしかない!!

と、思い切ってホーローおまるをガスコンロにかけて煮洗いしてみたら、吸い込みがよくなったんです!

オーガニック系のネル生地でモレることがお悩みの方は、ホーローでぜひ、煮洗いを試してみたください。

ただし、透湿防水布やプラスチックホックは煮洗いできないので、プレーンやパッドなどに限られてきます。ご注意くださいね。

どんなホーローバケツがいいのか

ホーローバケツにもバケツらしいバケツや持ち手もホーローのものなどがありますが、木の取っ手が付いているホーローバケツには、煮洗いの記載がないものがほとんどでした。

煮洗いできるバケツでも、取っ手が木のものは取っ手を外して煮洗いすることになり、ちょっと不安定だから動かしたいな、という時などには危ないですよね。

そこで今回は次の3点をクリアしているホーロー製を紹介します。

  1. 取っ手が付いたまま煮洗いできる。
  2. 蓋つき
  3. IH対応

煮洗い対応と書いているバケツでも、直火のみでIHに対応していないもの、対応していても100Vまでで火力は弱くと書いてあるものなど様々です。

特にIHは200Vに対応しているものは見つけられなかったので、IH対応を探しておられる方はご注意くださいね。

同じホーローと言っても、調理用のお鍋と同じようにはいかないようなので、直火でも弱火で使う方が長持ちさせることができます。

布ナプキンの煮洗いとつけ置きにおすすめのホーローバケツ2点

今回紹介する2点はのうち1点は[おまる]になります。

もうひとつは[バケツ]ですが、一般的なバケツのイメージよりは、広さがあって洗い桶に近い感じになります。

つけ置きのバケツに固定の置き場所を作れるといいのですが、そうでない場合は家族の動きに合わせて置き場所がお風呂場や洗面所に変わることもありますよね。

そういうときに[おまる]はコンパクトサイズなので、あちこち移動させやすいのがいいところです。

ベビ待ちさんで将来赤ちゃんにも使ってみたいなら[おまる]がいいですね。

[バケツ]の一番いいところは大きいので、手作り布ナプキンを作る前の素材の状態で煮洗いができることです。

透湿防水布が入っていると煮洗いできない一体型も、作り始める前に煮洗いすることで吸収力を上げることができます。

2点とも布ナプキンを取り扱っているコトリワークスさんの商品で、説明にも煮洗いに使えるときちんと記載されているので安心してお使いいただけます。

1.ホーローおまる

1つ目はコトリワークスさんのホーローおまるです。

いいところ

  • 底が平らで広く、ジュランジェさんのおまるより安定感があります。
    ジュランジェさんのおまるをガスコンロかけて煮洗いしたとき、底がもっと広かったら安定するのにな、と思ったので、底が広いのはプラスポイントですね。
  • 蓋がピッタリしていて全体的にコンパクトなデザイン
    同じ20㎝のおまるでもこちらの方が場所を取らないです。

おまるに座っている赤ちゃんたちの写真を見ていたら、かわいすぎて私もこれを使いたかったな~と今さらですが思いました。


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気になるところ

取っ手の耐久性

以前ホーローの鍋で蓋の取っ手が木のものを使っていたのですが、使っている間に取っ手がはずれてしまったので、木の取っ手の耐久性が気になります。
(野田琺瑯さんなので大丈夫だと思いますが)

2.ホーローバケツ

kotori worksさんのバケツはおまると違って、広く浅くなっています。

大きさは持ち手から持ち手までが約33.5㎝。高さが約10㎝

いいところ

大きさ

透湿防水布が入っている一体型の布ナプキンは煮洗いできませんが、手作り布ナプキンなら、型通りに裁断する前のネル生地を煮洗いしてから一体型を作ると、吸収力を上げることができますよね。

布ナプキンを作る前の素材の段階で煮洗いしたい。

そんなときには、小さいおまるよりもこちらのホーローバケツがおすすめです。

蓋に取っ手がない

収納する時、上に物が置けるか置けないかで、スペースの使い方に差が出ますよね。

持ち手がよい

壁にかけられるところもいいですが、取っ手が2つ付いているところがとてもいいと思います。

このバケツはふたと本体で1.45kg。これに水を入れるとさらに重くなるので、片手で持つよりは両手で持つ方が軽々移動させられます。

高さが低い

普通のバケツだと高さがもっとあるので、ちょっとのつもりで足元なんかに置いてしまうと、うっかり倒してしまうことも考えられます。

その点、底が広く高さが低いこちらのバケツは倒れる心配がありません。

特に小さなお子様がいらっしゃる場合は子どものいたずらだけでなく、子どもとワァワァしている間に大人の注意も散漫になりがちで、大丈夫と思っていてもうっかり!!ということもよくあるので、安定感があることはポイントが高いですね。


野田琺瑯×Kotori works フタ付 ホーロー バケツ

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デメリットかもしれないところ

長所と短所は表裏一体と言われますが、スペースによってはこの大きさがデメリットになることも考えられます。

また、蓋には取っ手があった方が使いやすいという方には、取っ手がないことがデメリットになるかもしれませんね。

その他の煮洗いできるホーローバケツ

  • IH対応化がわからない
  • 煮洗いする際にはハンドルをはずすこと。

上記の2点が気になるところですが、すぃーとこっとんさんのホーローバケツも煮洗い対応です。


【送料無料】すぃーとこっとんホーローふた付きバケツ

ひよこ商店さんのバケツも煮洗い対応です。

ザ・ホーロー!という感じの白が、とてもかわいいですね。

  • 取っ手の取り外しが必要かはわからない
  • 直火OKですが、弱火でお願いします。
  • 電磁調理器OK。何V対応化は記載されていませんでした。


バケツ 蓋つき ホーロー 5.7L 浸け置き洗い ホワイト  布ナプキン 布おむつ

ジュランジェさんのホーローおまるについて

私が使っている、ジュランジェさんのおまるは、ご使用上の注意のところに下記のような煮洗いに関する記述があったので、直火で煮洗いしましたが、IHに関しては記載が見当りませんでした。

煮洗いに使用する場合はやけどにご注意下さい。ジュランジェ ホーローおまる

また、ジュランジェさんのおまるは、2022年5月現在、売り切れとなっています。

ベイビーハーツさんでは、ジュランジェさんのものと同じようなおまるが販売されていますが、こちらには、煮洗い対応という記載がないため、ご注意ください。


ホーローおまる  フタ付き(琺瑯)☆22cm☆  日本製 ベイビーハーツ

煮洗いできないホーローもあります

「ホーローの質感が好き。」

でも煮洗いは必要ない場合は、普通のホーローバケツで十分です。

煮洗い対応でないからか、¥2200円とお手ごろ価格のものもありました。


ホーローふた付きバケツ 布ナプキン つけ置き ベイビーハーツ

¥2200(2021年11月時点)

まとめ

ホーローのいいところ、気になるところの記事はいかがでしたでしょうか。

同じように白くてシンプルでもかわいさアップするホーロー。

スペースや、音の響き、煮洗いが必要かどうか、チェックポイントはいろいろとありましたが、ホーローの選び方のお役に立てたら嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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