布ナプキンの付け置きバケツを探していると、ホーロー製のバケツがよく紹介されていますよね。
プラスチックのバケツの方が価格もお手ごろだし、ホーローでないとダメなのかな?
いえいえ、そんなことはありません。
つけ置きだけならプラスチックでも大丈夫。
ホーローがよい理由にはいくつかありますが、プラスチックと大きく違ういいところは、煮洗いができることです。
そのため、落ちにくい汚れが気になったり、布ナプキンの吸い込みをよくしたい場合など、煮洗いしたい方にはホーローがおすすめになります。
私は10年以上、ホーローのふた付おまるを布ナプキンのつけ置きに使ってきました。
今日は、その中で感じた、ホーローが良い理由と気になるところをご紹介します。
また、ホーローバケツと言っても、煮洗いできないもの、直火のみでIHは使えないものもあります。
そんなたくさんのホーローバケツの中から、煮洗いの条件をクリアしたホーローバケツもご紹介していきます。
たくさんのホーローバケツを見て条件がピッタリだったのはこちら
煮洗いできるホーローバケツを探すときにチェックしたいのは次の5つのポイントです。
- 取っ手が付いたまま煮洗いできる
- ガスでもIHでも煮洗いできる(ガスコンロをお持ちの方は直火のみでOK)
- 蓋つき
- 底が安定している
- ふたが本体にきっちりはまる
詳しい内容はこのあとご紹介しますが、5つの条件をクリアしているのは、次の2つのホーローバケツでした。
1つ目はおまるですが、つけ置きバケツとしてもじゅうぶん使えるものです。
ふたつめは、手作りする前のネル生地などもつけ置きできる、おおきめバケツです。
野田琺瑯×Kotori works フタ付 ホーロー バケツ
質感だけでもかわいいホーロー。
でも、価格もそこそこ・・・。
かわいいな。どうしようかな。と悩んでおられる方の購入へ踏み切るか、やめておくかの糸口が見つかれば幸いです。
布ナプキンにホーローがよい理由
布ナプキンの洗濯やつけ置きにホーローがよい理由は3つあります。
- 煮洗いができる
- においや汚れが付きにくい
- 酸やアルカリに強い
一番のおすすめポイントは煮洗いができる
ホーローがいいと言える一番の理由は煮洗いができることです。
煮洗いは、布ナプキンの落ちにくい汚れを落としたいときや、オーガニック系など、油分が多く、はじめは吸い込みが悪い生地の吸い込みをよくしたいときにおすすめの洗い方です。
においや汚れが付きにくい
みなさんは、ホーローの保存容器を使ったことはありますか?
ホーローとプラスチック製のタッパーに食品を保存した場合、タッパーはなかなか匂いが取れなかったり、油っこいものを入れたりすると、ヌルヌル汚れがなかなか落ちにくいです。
でも、ホーローは匂いもつきにくく、油汚れも比較的スムーズに落とせます。
このように、つけ置きする時も、ホーローは経血汚れが落ちやすく、においもつきにくいのが特徴です。
酸やアルカリに強い
ホーローは、酸やアルカリにも強いので、布ナプキンのつけ置きによく使われる、アルカリウォッシュ(セスキ炭酸ソーダ)や酸素系漂白剤を使っても大丈夫です。
ホーローバケツの水垢はクエン酸水で落とす
汚れが付きにくいホーローですが、つけ置きに長く使っていると、水垢のような黒い汚れがついてきます。
そういうときは、クエン酸を溶かしたお湯をしばらく入れておくときれいに落ちます。
汚れた部分が隠れるまで入れて、しばらくつけておきます。
お湯の温度は、給湯器の温度を60℃にしました。
落ちきれなかった汚れは、メラミンスポンジでこすると、ピカピカになりました。
ホーローをつけ置きに10年使って思うデメリット3つ
私自身はジュランジェさんで購入したホーローおまるを、布ナプキンのつけ置きに使っています。
購入したのは息子が産まれる前だったので、もう10年以上使っていて、これからもまだまだ使えそうです。
トータルで見るとメリットの方が上回っているので、ホーローを選択肢から外す理由にまではなりません。
でも、10年使っていて、使う人によってはデメリットになるかもしれないと思うところもあります。
ここからは、ホーローとして気になる3点。
続いて、ジュランジェさんのおまるの気になる点。
ここがこうだったら・・・をクリアしたバケツをご紹介していきます。
プラスチックに比べて価格が高め
直火にもIHにも対応しているホーローバケツは、5000円以上するものが多いのでプラスチック製に比べて初期投資はかかります。
煮洗いには、ホーロー以外にステンレス鍋も使えます。
そのため、ホーローバケツよりも低価格なステンレス鍋を煮洗い専用にする方法もあります。
ただ、つけ置き用のバケツ+ステンレス鍋を買う金額や、2つを置く収納スペースのことを考えると、つけ置きも煮洗いもできるホーローバケツを1つ買うことは、それほどデメリットでもないのかもしれないとも思います。
衝撃に弱い
表面がガラス質のため強い衝撃に弱いので、ぶつかって欠けたり、少しの傷が錆びてくることがあります。
音が大きい
個人的にはこの音が大きいことが一番気になります。
ふたとおまるが当たったとき、ホーローと蛇口や洗面台が当たったとき、お風呂の床にふたが落ちた時、けっこうな音がする時があります。
音がしないようにそっと使えばいいだけなのですが、あわてていたりなんかすると、キーンとなるんですよね。
そのため、大きな音に敏感な方には、あまり向いていないかもしれません。
ただ、音に関しては、バケツの厚さなどによって違ってくるかもしれないので、他のものでは気にならないかもしれません。
私が使っているおまるの不満点
この10年以上、布ナプキンのつけ置きバケツとして。
布ナプキンの煮洗いに。
そして、生理が止まっていた授乳期には、子どもの布おむつを交換するときに、変えたおむつを入れて、洗面台へ持っていくのに使っていました。
結局おまるとしては使わなかったのですが、こんな風に、ホーローおまるはいろいろな用途に使うことができます。
長年愛用しているホーローおまる。
その中で、ここがこうだったらもっといいのに・・・と思う点が2点ありました。
底が緩いカーブになっていてせまい
私が使っているおまるは、底がゆるくカーブしていて、上の方が広い形になっています。
煮洗いするためにガスコンロにかけたとき、倒れるほどではないのですが、不安定だったので、もう少し底が広くてしっかりしていたらなぁと思いました。
ふたが本体からはみ出している
ちょっとしたことなのですが、ふたがきっちりはまらないため、ちょっと当たっただけて、ポロっと落ちてしまうことが多いです。
お鍋のふたのようにきっちり本体にはまってくれていれば、コンパクトで安定します。
どんなホーローバケツがいいのか
ホーローバケツにもバケツらしいバケツや、持ち手もホーローのものなどたくさんの種類があります。
ただ、木の取っ手が付いているホーローバケツには、煮洗いの記載がないものがほとんどでした。
煮洗いできるバケツでも、取っ手が木のものは取っ手を外して煮洗いすることになり、ちょっと不安定だから動かしたいな、という時などには扱いにくいです。
そこで今回は次の「3点+私が今のホーローおまるに思う不満点2つ」の合計5つの条件をクリアしているホーローバケツを紹介していきます。
- 取っ手が付いたまま煮洗いできる。
- 蓋つき
- IH対応
- 底が平らで安定感がある
- ふたがきっちりはまる
煮洗い対応と書いているバケツでも、直火のみでIHに対応していないもの、対応していても100Vまでで火力は弱くと書いてあるものなど様々です。
特にIHは200Vに対応しているものは見つけられなかったので、IH対応を探しておられる方はご注意ください。
同じホーローと言っても、調理用のお鍋と同じようにはいかないようなので、直火でも弱火で使う方が長持ちさせることができます。
布ナプキンの煮洗いとつけ置きにおすすめのホーローバケツ2点
今回紹介する2点はのうち1点は[おまる]になります。
もうひとつは[バケツ]ですが、一般的なバケツのイメージよりは、広さがあって洗い桶に近い感じになります。
つけ置きのバケツに固定の置き場所を作れるといいのですが、そうでない場合は家族の動きに合わせて置き場所がお風呂場や洗面所に変わることもありますよね。
そういうときに[おまる]はコンパクトサイズなので、あちこち移動させやすいのがいいところです。
ベビ待ちさんで将来赤ちゃんにも使ってみたいなら[おまる]でもいいかもしれません。
[バケツ]の一番いいところは大きいので、手作り布ナプキンを作る前の素材の状態で煮洗いができることです。
透湿防水布が入っていると煮洗いできない一体型も、作り始める前に煮洗いすることで吸収力を上げることができます。
2点とも布ナプキンを取り扱っているコトリワークスさんの商品で、説明にも煮洗いに使えるときちんと記載されているので安心してお使いいただけます。
1.コトリワークスさんのホーローおまる
- 底が平らで広く、安定感があります。
ジュランジェさんのおまるをガスコンロかけて煮洗いしたとき、底がもっと広かったら安定するのにな、と思ったので、底が広いのはプラスポイントです。 - 蓋が本体にピッタリしていて全体的にコンパクトなデザイン
同じ20㎝のおまるでもこちらの方が場所を取らないです。
おまるに座っている赤ちゃんたちの写真を見ていたら、かわいすぎて私もこれを使いたかったな~と今さらですが思いました。
2.ホーローバケツ
kotori worksさんのバケツはおまると違って、広く浅くなっています。
大きさは持ち手から持ち手までが約33.5㎝。高さが約10㎝
作り始める前の素材も煮洗いできる大きさ
透湿防水布が入っている一体型の布ナプキンは煮洗いできませんが、手作り布ナプキンなら、型通りに裁断する前のネル生地を煮洗いしてから一体型を作ると、吸収力を上げることができます。
布ナプキンを作る前に、素材の段階で煮洗いしたい。
そんなときには、小さいおまるよりもこちらのホーローバケツがおすすめです。
高さが低い
普通のバケツだと高さがもっとあるので、ちょっとのつもりで足元なんかに置いてしまうと、うっかり倒してしまうことも考えられます。
その点、底が広く高さが低いこちらのバケツは倒れる心配がありません。
特に小さなお子様がいらっしゃる場合は子どものいたずらだけでなく、子どもとワァワァしている間に大人の注意も散漫になりがちです。
大丈夫と思っていても、置き場所によってはうっかりバケツを倒してしまった!
ということもよくあるので、安定感があることはポイントが高いです。
蓋に取っ手がなく上に物が置ける
収納する時、上に物が置けるか置けないかで、スペースの使い方に差が出ますよね。
高さがあまりない分、どこかに収納したときに、上のスペースが空いてしまうこともあるかと思います。
そんな時でも、こちらのバケツはふたに取っ手がないので、上に物が置けるところは便利です。
取っ手が2つで持ちやすい
壁にかけられるところもいいですが、取っ手が2つ付いているところがとてもいいと思います。
このバケツはふたと本体で1.45kg。これに水を入れるとさらに重くなるので、片手で持つよりは両手で持つ方が軽々移動させられます。
野田琺瑯×Kotori works フタ付 ホーロー バケツ
その他の煮洗いできるホーローバケツ
他にも煮洗い対応のバケツはいろいろと販売されています。
ひよこ商店さんのホーローバケツ
ひよこ商店さんのバケツも煮洗い対応です。
ザ・ホーロー!という感じの白が、とてもかわいいですね。
- 取っ手の取り外しが必要かはわからない
- 電磁調理器OK。何V対応かは記載されていませんでした。
バケツ 蓋つき ホーロー 5.7L 浸け置き洗い ホワイト 布ナプキン 布おむつ
ホーローおまる
いろいろなお店で取り扱っているこちらのおまるは、私が現在使っているものになります。
ご紹介してきたように、個人的には底が小さく、ふたが本体からはみ出しているところが気になります。
ただ、そのあたりが気にならない方は、こちらもおすすめです。
また、IHに関しては、記載が見当たりませんでした。
そのため、IHで使用したい場合は、取り扱い店舗までお問い合わせしてください。
ホーローおまる フタ付き(琺瑯)☆22cm☆ 日本製 ベイビーハーツ
煮洗いできないホーローもあります
「ホーローの質感が好き。」
でも煮洗いは必要ないという方は、普通のホーローバケツで十分です。
ホーローふた付きバケツ 布ナプキン つけ置き ベイビーハーツ
まとめ
ホーローバケツの良いところは、3点でした。
- 煮洗いができる
- においや汚れが付きにくい
- 酸やアルカリに強い
プラスチックバケツとの一番の違いは煮洗いできることです。
では、どんなホーローバケツがよいのでしょうか?
チェックポイントは4つ~5つ
- 取っ手が付いたまま煮洗いできる
- 蓋つき
- IH対応(ガスコンロを使う場合はなくてもOK)
- 底が平らで安定感がある
- 蓋がきっちりはまる
上記の5つをクリアしていたホーロー製品は次の二つでした。
コンパクトタイプがいい方はこちら
「琺瑯おまる」【おまるカバー無し単品】野田琺瑯製ホーローおまる20cm(座面広くて台形型で安定するから0歳〜4歳前後まで兼用OK)ホーローマルチポット(チャンバーポット)美しい日本製
手作り布ナプキンを作る前の生地など、大きなものをつけ置きしたい場合。
また、1日分の布ナプキンをまとめてつけ置きしたいたい場合はこちら
「壁掛けフラットバケツ」野田琺瑯×Kotori works布ナプキン・布おむつの洗濯・漬け置きにおすすめフタ付 ホーロー バケツ(ホワイトシリーズ)フレンチスタイル(切りっぱなし)(野田琺瑯たらいタイプ)
長くなりましたが、ホーローバケツの選び方のお役に立てたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。