このページでは、手縫いで作るパッドタイプの布ナプキンを作る方法をご紹介します。
基本的なパッドの作り方のほか、プレーンタイプのように真ん中に当て布をつけたパッドの作り方もご紹介します。
経血量の多い日の吸収体として使う場合は基本の作り方がよいかもしれませんが、終わり掛けやピーク越えなど、端まで汚れることはない程度の時にはプレーンタイプのようにあて布にして、洗濯のしやすさや乾きやすさを上げると、より使いやすくなると思います。
用途やお好みでお選びください。
パッドタイプの布ナプキンの無料型紙
型紙は下のページからダウンロードしていただけます。
18㎝・27㎝・36㎝の型紙があります。長さの違うパットを作るアレンジ方も記載しています。
よりよいパッドタイプの布ナプキンを作るための2つのヒント
パッドタイプの布ナプキンを作るための生地
市販のパッドの中には、表面はコットンで中はパイル(タオル)、表面がニット生地で裏がネルで中がパイル、などいろいろな組み合わせがあります。
私はネルか、百均素材で作ったときのように、タオルでしか作ったことがないのでニット生地などはわかりませんが、布ナプキンを手作りされている方のブログなどを読むと、古い服を吸収体にしている記事も見られます。
生地のほつれ具合や吸い込みやすさなどは使ってみないとわからないことも多いので、初めての生地を使う場合は、一度に量産せず少しずつ作って試してみて、よければ量産という形にした方が無駄にならないように思います。
糸の種類や色について
今は、ダルマの手縫い糸細口タイプを2本どりにして作っています。
刺し子糸も使ったことがありますが、特に問題なく使えています。
刺繍糸は使ったことがないのでわかりません。
1サイズなら問題ないのですが、もし同じネル生地の3種類のサイズのパッドがあると折りたたんで収納したときに、パッと見てどれがどのサイズか分かりにくいので、縫い糸はサイズごとに色分けしておくと使う時にわかりやすくなります。
基本のパッドタイプの布ナプキンの作り方
用意するもの
- 型紙
- ネル生地
- クリップ(まち針でもよいですが、厚みが出る場合はクリップの方が留めやすいです。)
- チャコペン
- 裁ちばさみ
- 針と糸(今回はダルマの細口手縫い糸を使っていますが、糸はお好みで)
裁断し、ブランケットステッチで縫っていきます。
今回はネル生地を3枚使うことにしました。
3枚に裁断したネル生地を重ねてクリップで止めます。
今回はきれいに縫うために、印をつけています。
詳しくはブランケットステッチの縫い方をご覧ください。
グルっと一周縫って、完成です。
あて布をつけて洗濯しやすくしたパッドの作り方
あて布用の型紙を作ります。
ホルダーのテープからテープの長さ×パッドの幅であて布の型紙を作ります。
印を入れて完成です
型紙を切り抜き、それぞれ縦の長さの真ん中部分に印を入れて完成です。
パットを作っていきます
裁断する
型紙を布に当てて、チャコペンでなぞったあと、必要な枚数を切ります。
私はだいたいネルを3~4枚ですが、お好みで組み合わせなどをお楽しみください。
ここでは本体2枚、当て布2枚の4重にしています。
1枚ずつだと手間がかかるので、横8cm幅くらいにたたんで、2枚一緒に切り取ってます。
型紙についている真ん中の印も、それぞれ写しておきます。
縫っていきます
プレーンタイプの作り方と同じように、まずは当て布の短い辺をブランケットステッチで縫っていきます。
次に、真ん中の印を合わせてまち針で止め、周囲をブランケットステッチで縫えば、完成です。
完成です
ミシンで作る場合
私はロックミシンは持っていないのですが、ロックミシンや裁ち目かがり機能がついているミシンであれば、ミシンでも作っていただけます。
ジグザグミシンで作ったことはないのですが、以前、ジグザグミシンでプレーンタイプを作ったときに、目が細かすぎたのか、後でほつれてきたので、ある程度の目の大きさで縫った方がよいかもしれません。
また、裁ち目かがりやジグザグミシンの場合、縫っている間にズレてしまって裏側が縫えていないこともあるので、ご注意ください
まとめ
プレーンよりも縫う範囲が少ないので、ちょっとした気分転換に手を動かすにもピッタリのパッドタイプの布ナプキン。
お手軽に作っていただければ嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。